プレゼントイメージ

一番印象に残ったプレゼントの話

私は昔から、星を見上げることが好きでした。
もともと田舎に住んでいたので都会に比べたら夜空は綺麗で、特に冬の寒い日は大三角形がキラキラと輝いて見えて、部活終わりにそっと公園によって、ココアを飲みながらぼんやりとベンチに座って眺めることもしばしばでした。
しかし好きだとは言っても星の出来方だとか、由来だとかに興味があったわけではなく、只暗闇に輝く光を美しいなと感じていたのでした。
何年か経って都会に引っ越した時に星が好きだという話をしたら、友人が池袋にプラネタリウムがあるよと教えてくれました。
私はその時まで、人工の星いは興味が無かったのですが、大人になると中々夜空を見上げる余裕もなくなっていたので、機会があったら行こうとのんきに考えていました。
それから何日かして友人が遊びに行こうと誘ってくれました、場所は何とプラネタリウム結構人気があるからと、態々チケットも取ってくれていて、その行動だけでも感激してしまいました。
お金を払うよというと、そんなのいいよと言われ。
お誕生日プレゼントだよと、苦笑いをされてしまいました。
私はその時まで誕生日のことなど忘れていたので、なんだか照れてしまいました。
初めてきたプラネタリウムはカップルが多く、場違いかなとドキドキしましたが、始まってしまえばその世界に引き込まれてしまいました。
3Dを使った演出に、有名な声優さんの解説が付いていて、何とも得した気分でした。
椅子も座り心地が良いし、映像は綺麗だしで、なんだかのんびりと眺めているうちに、小さいころ夜空を眺めていたころの記憶も思い出されました。
あれから長い月日が経ったけれども、星たちは夜空でキラキラと輝いているのだと思うと、人生とはとてもちっぽけで、でもその少ない時間の中で懸命に生きる人の姿も、宇宙から見たら星のように見えるのかもしれないと、感傷的なことも考えてしまいました。
プラネタリウムを出た後は、ナンジャタウンによってケーキを食べて、記念にとおそろいの星のチャームが付いたブレスレットを購入しました。
今までの誕生日と言えば、ケーキとお寿司を家族と囲むというのが定番で、こんな風に誰かと出かけたりすることが無かったので、とても新鮮で嬉しい誕生日になりました。
それ以来ますます星空が好きになってしまった私は、ちょくちょくプラネタリウムに通いつめていて、時々は友人も飽きないねと言いながら付き合ってくれています。
夜空の宝石は手には入らないけれど、そんな星の輝きと同じくらいの歓びを誕生日に貰うことが出来た私は、幸せだなと心から感じているのです。

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