プレゼントイメージ

意外なプレゼントで告白される

学生時代、私を含め男女6人のグループでつるんでおり、海に行ったり、旅行に行ったり常に楽しい時間を共有してきました。
しかし、就職してお互い仕事をするようになってからは、時間が合わずなかなか6人全員が会うことができなくなりました。
その日は、週末に皆で飲もうと言うことになっていたのですが、結局仕事が終わらず集まったのは4人でした。
1人は翌日も仕事があると言うことで、早々に帰宅し、残った3人で朝まで飲んだのです。
朝焼けが目に染みると言う状態で、明るくなった街を歩き、お互い自分の帰る方向に向かうため、一旦別れましたが、その直後、さっきまで飲んでいた1人に声を掛けられました。
「これ、お誕生日プレゼント。」と小さな紙包を渡されました。
私のお誕生日は1週間後でしたが、自分自身も忘れていたくらいだったので、正直驚いてしまいました。
その日は帰宅して、そのまま夕方まで寝てしまいました。
夕方になって起きたのですが、プレゼントの存在は忘れたままで、月曜日となり、バッグの中にあったプレゼントを発見し、慌てて取り出すとそれは、かわいらしいマスコットタイプのUSBメモリでした。
キーホルダー形式だったので、早速自分のネームタグに取り付け、仕事で使おうとシステム課に申請に行きました。
私の会社は大企業なので、情報漏洩やウィルス等にうるさく個人のメモリを使用する場合、あらかじめシステム課でウィルスチェックを受ける必要があるのです。
ウィルスが無かったので、早速自分が使っているノートブックパソコンに挿入すると、メモリの中には、書類が1つありました。
ファイル名は私の名前になっており、テキストファイルだったので開いて読んでみると、そこには驚くことが書いてあったのです。
学生の頃からずっと好きだったと言う内容が、色々なエピソード共に綴られており、仕事中に私はテキストを読みながら、こぼれる涙を抑えきれなくなりました。
またシステム課のチェックの時に、内容を読まれなくて良かったとホッとしました。
仕事が終わってすぐに、その友人に連絡し感謝の気持ちを伝えました。
思わぬ告白方法に驚いたことが一番だったのですが、友人はなかなか連絡が無かったので、ファイルの存在を伝えるべきか迷っていたそうで、ドキドキの週末だったとのことでした。
それから、交際が始まり結婚へと発展しました。
当時のファイルは今も大切に保管していますし、メモリも宝物です。

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